「夜明け前より瑠璃色な(オーガスト)」の感想・その1

とりあえず公式。このメーカーのゲームをプレイするのは初めてである。

プレイした印象

一言で言うなら佳作から良作の間くらいの作品? 後で書くかもしれないが、最初にメインヒロインのフィーナ姫をクリアした*1時点ではもう少し辛かった。大体3ヶ月くらいの話なんだけど、最初の1、2ヶ月がずいぶん平和な日常描写ばかりになっている印象があり、ちょっとほのぼのしすぎなのではないかと思った。何しろ、自分は初回プレイにもかかわらずうっかり寝落ちしてしまったくらいだ。仮にも「月から」、「一国の王女」がホームステイしに来るという話なのだからもっと学校でも世間でも大騒ぎしそうなものなのだが、基本的に主人公の周辺しか話には出てこないために設定の大げささが感じられないのである。

ゲームの各要素について

  • CG/9(さすがに人気メーカーだけのことはある)
  • シナリオ/7(変にひねらないだけ安心して読めるというのはある。誤字もなし)
  • システム/9(セーブ数も多いし、キャラ毎のボイスオン・オフもあるし、ストレスはない。ディスクレスプレイ可)
  • キャラ/7(見掛けにしろ性格にしろ、あまり意外性のあるキャラはいないのが)
  • エロ/9(必要十分な量がある。クライマックスに1回だけとかそういうのはないし*2
  • 音声/7(BGMは可もなく不可もなく。声については肝心のフィーナ姫の人がちょっと実力不足だったかも)
  • 容量/8(各キャラをクリアしていく分には短すぎず、長すぎずちょうどいい。全6キャラ+フィーナ特別編*3までだと結構長い)
  • 総合/8(確かに買って損はしないレベルではあるが)

補足すると、シナリオは中盤までのんびり目当てのキャラと親しくなっていって、ある程度までいくと問題が発生→周囲の助けを借りて何とか乗り越える、というのがパターンになっているので、段々と先が読めてくるのが難といえば難。
エロに関しては、服を着ている段階からじっくりやってくれるのはいいとして、服を脱がしたり胸を触ったりするときにいちいちそれを事前に言うのがちょっとムードに欠けるかもとは思った。あと、どうでもいいがなぜか快感が極まった時の表現に放尿が多かったような記憶が。

キャラ毎の感想も書こうと思った(というか、そちらの方が書きやすいかも)のだが、今日は時間がないので続きは明日に。

*1:攻略サイトを見ればわかるが、1回目は強制的にこのキャラのエンディングになる。

*2:特殊キャラのリースは除く。

*3:ゲームのタイトルと同名。