#2「独占! 大人の時間!?」

何で……何で、そんな顔してんだよ。
何で、そんな胸してんだよ。
何で、年上なんだよぉ。

主人公の友紀が失恋した相手である先生のことをまだ引きずっているのがちょっと意外だった。まあ、まだ第2話(15分アニメであることを考えれば普通のアニメの第1話の後半)だけど。公式の紹介にもある通り、先生の方は友紀の気持ちに気づいていないのがよけいに切ない。気づいたらそれはそれで困るのかもしれないが。
第1話のつかみから一転して前半はちょっとまったりしている。早くも打ち解けているりぜる一行と両親、それに憤る友紀という対比は、面白いけどある程度予想のつく展開なのでそれほど目を引かなかった。
後半はりぜるの倒錯的ファッションが披露される。セーラー服+ブルマ+縄で亀甲縛り*1、そして裸エプロン。友紀の部屋にあった写真から「だんなさま」の好みをさぐろうとした結果だが、世間知らずゆえにその過激さには気がつかない。
実際は父の趣味であったことが判明するわけだが、夫の大人過ぎる嗜好にもまるで動じない妻はこの家庭の中では一種の重し役なのか。だめなところがあってもいいところがあればいい、とは寛容なようで暗にはっぱをかけているのかも。

*1:前半、友紀の母との会話で「だんなさまとは運命の赤い『縄』で縛られているの」と一部間違った台詞を言っているのが伏線といえば伏線か。(笑)