【Stage2】勇気を出して〜マージ・マジ・マジカ〜の感想

maeoki2005-02-26

いきなりお母さんが死んじゃって前回とは別の意味で驚愕。しかもずいぶんあっさりとやられてるし、完全に脇役扱いだったのかなぁ。せっかくマジマザーがいい味出してたのにすごくもったいない気がするのだが。未成年ばかりのキャストの中では、一人大人のキャラがいると画面に落ち着きが出ると思うので、そういう意味でも惜しいのである。
どうも父親がかつて悪を封じた伝説の人だったという設定のようだが、両親の死を無駄にしないために戦うという動機づけの仕方がちょっと強引過ぎる感あり。何も死なせずとも、たとえば、「マジマザーウルザードに手傷を負わせたが、自らも深手を負いしばらく変身できなくなった」という展開でもよかったのでは。それで十分子供たちが戦う理由にはなると思う。お母さんは後方から指示を出す作戦参謀役になってくれればちょうどいい役どころになるだろうし。本当にもったいない。
さて、マジマザー散って以降の展開だが、シリアスな場面だと各役者さんたちの演技の差が出やすいというか、マジイエローの兄ちゃんはちょっと大根気味。もっと思い切らないと。新たに出てきた敵の少女二人組はなにやらゴス系&悪魔系コスプレイヤーという雰囲気だけど、そういう認識は本来おかしいのか。フィクションのキャラクターがまずあってそれを模倣するのがコスプレだから。
心理ドラマの部分ではもう一つ演技の間合いが取れてなかった役者さんたちが、変身とかのアクション場面になると急に生き生きし出す。いや、あのかっこつけポーズを真剣に力入れてやっているのは実に感心なんだけど。
ピンクがボールに変身して、それを各レンジャーたちがパスで(?)つないだあと最後にレッドがオーバーヘッドで決める、というえらく手の込んだ倒し方だったが、全員に見せ場を作るのも大変だ。