ヤングアニマルNo.7

maeoki2007-03-22

自分が読んでいる作品に限ってのことかもしれないが、ちょっと今回は全体に低調だったかな。まあ、楽しめないというほどではないのだが、強烈なインパクトはなかった気がして。
ユリア100式(萩尾ノブト、原作:原田重光 扉のカラーで描かれたメイド姿のユリアは今月末に出る第3巻の表紙らしい。冒頭の瞬介との本番シーンは案の定夢落ちである。わずか1ページ半と随分素っ気無い描写だからあまり惜しくもないか。話の方は、恋愛感情についてはほとんど焦点が当たらないこの作品には珍しく直球で「愛」が出てきている。結局、ユリアが何でも性的に解釈してしまうせいでいつもの寸前で止めるエロ展開になってしまうのだが。瞬介のバイト先の店長が画面外でボケを発揮するのは以前のホールやビデオのネタでもあったな。
キミキス東雲太郎、原作:エンターブレイン 最後のシーンでドキッとしたけど、唇同士ではなかったようだ。勉強を一緒にして、明日香の夢を聞かせてもらって、という少々地味な展開なのでインパクトを感じなかったのかもしれない。でも、よく読んでみると、居眠りをしている明日香に顔を近づけてキスをしようと(?)したら、「……ん」と寝言で言われてやめるという場面を図書委員の子(結美)に見られた、というシーンなどは初心な思春期のドキドキを描いていていいと思った。最後のキスもそうだけど、何気に自分から手を握ったりして実は明日香も結構積極的なヒロインである。
海の御先文月晃 うっかり着替えをのぞくシーン(しかも2回)があったり、いきなり二人も女の子が新しく登場したり、急にベタなハーレムラブコメ路線の雰囲気が増してきた。ついでに言えば、親が海外に赴任することになってしばらく家にいない、というのも。これはどちらかというとエロゲーノリだけど。しかし、新キャラの火凛は着替えをのぞかれたことに随分怒っている様子だけど、東京から離れた小さな島という舞台を考えるともう少し大らかな気性であってもいい気はする。まあ、田舎なら何でも開放的なはず、というのも都会に住む者の偏見かもしれないけど。
まじかるストロベリィまつもと剛志 最新刊の第5巻が4月27日に出るとのこと。そういえば、2巻以降の感想を書いていない。全部買って読んではいるのだが、面白さを説明しにくい作品だしなぁ。キャラのかわいさも絵だけでないものがあって、それがまた説明しにくい。
それはともかく、相変わらずキャラがいつのまにか増えるこの話にまたもや新しいキャラが。なんと、人でなく植物。いちこ達のような妖精ではないから見かけはただの植物だけど、いちこやスージーとは話が通じるらしい。日本で単独では自生できないということでアラスカに行ってしまうのでゲストという感じだが、すぐになじんでいちことからんでいるし、この世界の入りやすさも本当に底が知れない。
今回の他の見どころは、まえぼーに「マジメな話してる時は可愛いんだけど…」と言われて照れ(?)からつい左ストレートを見舞ってしまった太刀花先生か。褒められることには慣れていないようだ。