メンズヤングスペシャル雷Vol.2

maeoki2007-04-26

前回よりは多少ましだけど、やはり野暮ったい絵柄のものが多いのが気になる。
表紙(空中幼彩 本誌の八宝備仁、Vol.1の聖少女と実力のある作家が描いている表紙だけど、これもまたちょうどいい感じに完成された絵柄を持つ人を持ってきている。ロリ系ではあるがエロさは十分にあるし。
天気雨、虹。(北河トウタ カラー6ページ。ちょっと切ない話だが、単純にエロが中心に来るよりはいいと思う。短いページ数では完全なハッピーエンドでない方がまとまるのかも。
背徳ラボ(ドリルムラタ 新婚の身で元生徒(家庭教師の)だった義妹と関係を持つ話。寝ているところを襲うわけだが、義妹の方も元「先生」が好きだったということなので、別に無理やりではない。雑誌が本誌を含めて割合リアル路線なので二人まとめてというお気楽路線にはしにくいのかもしれないけど、最後のページで調教風味になっているのは途中の雰囲気からすると違和感もある。
ナナの撮っておき♥(柚木N’ バイトの新人がAVの人で、素人を相手にする作品に出演を頼まれるという実に都合のいい展開である。唇の描き方が厚めで少女漫画風味だけど、許容範囲。エロ描写は濃くていいのだが、恋愛要素はほとんどないといっていいかな。
雨のちハレハレ!(矢凪まさし 絵が多少古いけど、話はいい。いわゆる無表情系の女の子の押しかけものとでもいうか。エロシーンはひたすら直球で台詞らしい台詞はないので、自分は最後のところでやっと女の子の真意に気がついた。エロに入る前の段階で、際どい台詞と行動でもって主人公を煽る女の子のクールな(というか遠慮のない)攻めっぷりがよい。
おぼえてナイ!!(ZUKI樹 上の「雨のち〜」と割と似た感想。まあ、絵に関しては古いというより一般誌向きというべきか。目が覚めたら隣に異性がいてお互い裸、にもかかわらず記憶がない、という困った状況から始まる。職場の仲間なので「なかったことにしよう」とするはずがなぜか同じ居酒屋で自棄酒を飲む内に、男の子の方が先に気持ちをぶちまけてしまって「やり直し」をすることになるわけだが、最後の落ちがなかなか上手い。一種のループである。年齢的には年上になるヒロインがよくある経験豊富なタイプでないところがいい。むしろ、視点としてはヒロイン側から描いているので、二人の関係を職場の仲間にあっさり気づかれるところなど隙のある感じがいい方向に働いている。

ばんがいち6月号

maeoki2007-04-23

先月に引き続いて少女漫画風の絵柄が過半数という、どうにも歓迎しにくい傾向なのだが、こちらの方が人気があるんだろうか。男性キャラに生々しいところがないというか、上品にかわいくなってしまうので話に乗りにくいのが困る。
表紙(ひよひよ) 「どMな彼女。」と珍しくシンプルなコピー。個人的にはこれくらい短い方がいい。表情が暗めなのはそれっぽいとしても、ベッドで半裸な女の子という絵とはあまりかみ合ってない気もするけど。
バースデー・リボン(鈴玉レンリ タイトルにある通り、裸にリボンで「私がプレゼント」というベタなネタである。冒頭にこのシーンがあって、そのまま相思相愛の男女(年齢的には少年少女だろうが)がくっつくという話なのでお話的に起伏に欠けるのが難。絵はすっきりとした線でまとまっているしエロさもそこそこあっていいんだけど。
柳田君と水野さん その5(榎本ハイツ 絵が練れてない感じがするのは見慣れてきたのかそれ程気にならなくなった。今回は各所にあるデフォルメ表現に見るべきものがある。これは絵単体というより話のノリのよさとの相乗効果かな。特に、事後の会話で水野さんがあさっての方向を向いている顔はいい表現だと思った。リアル調で描くと少々くどいかもしれない。

最高のおっぱい(EBA) 芸術のために身体をさらすというのはこの手の漫画においてはエロシーンの前振り以外の何者でもないが、その通りの展開。流れそのものは悪くないけど、二人の関係をもう少し描いてから話に入った方がより羞恥心を煽ることができてよかったかもしれない。絵は、好みの問題はあるにしろまだバランスが取れていない感じもする。何となくもっさりとしている気がして。
what a spaz!!(江戸屋ぽち 少女漫画風作品の中では一番読めた。どじっ娘店員のミスの原因が他ならぬ恋の病のせいという、ベタな話ではあるけど、それが判明する場面を冒頭に持ってきてないので(まあ、当たり前だが)、エロシーンで置いてけぼりにならずにすむ。ちょっと女の子の目が大きいのが気にはなるが。
三ツ星らんちさん(苺野しずく この作者にしてはぶっ飛び度が足りない気もするが、いつもいつもというわけにもいかないか。ただ、こういう棚ぼた系の話は絵的なエロさがないと少々厳しいかも。
濃紺ブルマー節子さん(青木幹冶) バカエロな作風が千葉氏と似ているが、そういう意味では今回こちらの方がいい味を出している。ブルマーネタ自体は珍しくないけど、これは女の子をクールで少々S気味なキャラにしているのがいい。男性キャラにフェチな嗜好を持たせるのであればある程度変わった性格にした方が釣り合いが取れると思う。

IXY70(Canon)

maeoki2007-04-21

アニマル嵐のアンケートプレゼントで当たってしまった。調べたら今年の2月号のものだったようだ。半年くらい前にアニマル本誌で魂饗PS2版が当たったこともあるけど、こちらはもっと値が張る代物である。普段使っているS1ISが一眼ほどではないにしろ図体が大きく持ち運びには少々不自由なこともあって、ちょうどコンパクトなものがほしかったところだったから、非常にナイスなタイミング。
手のひらに収まるカードサイズというのが最大の利点だが、個人的にはマクロで3センチまで寄れるのがいい。これまでだと8センチだったからもう一つ物足りないところもあったし。フィギュアの撮影にはうってつけかもしれない。下の写真は試しにマクロで撮ってみた某ヘッドフォンのハウジング部分。

(追記)
数日使ってみた感じでは、細かい欠点もないではない。

  • ボタンが小さいので指で押しにくい。特に電源ボタン。指の腹というより爪で押すことになる。
  • ホワイトバランスオートにすると料理があまりおいしそうに撮れない。
  • AiAFが時々おバカになる(見当違いの部分にピントが合う)。

まあ、いずれも致命的なものではないけど。一つ目は慣れれば何とかなるし(右手でなく左手で押した方がいいようだ)。あとの二つは、設定を変えれば対応は可能。
逆にいいところは、

  • バッテリーの充電が早い。1時間半。
  • 撮影モード、ISOの変更などに専用ボタンがありメニューから選ばなくてもいい。
  • 起動時間が早い。

など。
(さらに追記)
はがき代だけで手に入れたからというわけでもないが、色々買い足した。リンクは買ったところに合わせてある。

  • 2GのSDカード。撮影可能枚数が「1200」以上になっててびっくり。
  • 液晶保護フィルム。カードのついでに。
  • ネックストラップ。IXY純正のもの。ハンドストラップは最初から付いていたが、こちらの方が安心する。
  • ソフトケース。ぴったり入るものを買ったのでストラップが外にはみ出るけど、まあいいか。

アリス少尉のフィギュア(ドレスバージョン)

maeoki2007-04-19

フィギュア3体目。前の2体同様、ネット通販で購入(今回使ったのは「あみあみ」というところ)。当初は3月中に出るはずだったのが少し伸びて4月中旬に到着した。物語の中ではドレスで双剣を振るうシーンというのはないのだが、原作第3巻の表紙がこの組み合わせなので、それがモチーフだろう。ちょっと剣の持ち手とかポーズは違うけど。
出来については、少尉の華奢な体格、おかっぱな髪型、凛々しい表情などが十分再現されていて悪くないと思う。この作品に関しては、「ゼロ使」のルイズのようにアニメと原作で目のデザインが大きく違うということもないし。足を左右に開いて右脇に双剣を構えたポーズは服がドレスであることを除けばアニメの第16話にある例の「臆さぬならば〜」の時のポーズとほとんど同じといっていい。
双剣は二つのパーツを組み合わせる形になっていて手にはめるのは意外と簡単だった。下の写真でいえば右手の中にちょうど接合する部分がある。まず、前に伸びる方を左手と右手に持たせて、後ろからもう一つのパーツを差し込むという形。

さて、少尉のフィギュアはもう一つ軍服バージョンがあって、むしろこちらの方が原作の設定には忠実なのだが、ちょっと表情が男前すぎるのが個人的には微妙なところなんだよなぁ。

パンプキン・シザーズ第18話「小さな戦力」

maeoki2007-04-17

最後の舞踏会編の前の小休止で、ほとんど番外編といっていい雰囲気。完全にステッキン曹長の一人舞台である。一応、前回までの地下水道編からの流れではあるのだが、やはり動きと音がついたステッキンのパフォーマンスはところどころにあるシリアスな場面も一掃しかなねい破壊力がある。
伍長を励ますために作ったダンスや共和国の歌を披露する場面は演技とは違うセンスが要求される部分だけど、素人っぽさを残しつつある程度きちんと歌うといういい塩梅が保たれていて結構。まあ、某マリみてOVAの1巻で歌は聴いていたからそれ程心配はしてなかったが。
「元気の出る店」を示すためにオレルドが親指を中指と人差し指の間に入れる仕草をカットしてあるんだけど、これだとなぜステッキンが顔を赤くしているのかわかりにくい気もするので、何か別のアクションにでもするべきだったような。たとえばちょっと科を作ってみせるとか。
そういう描写がなくなった代わりでもあるまいが、ステッキンが伍長を介抱しているときの「桃色吐息」の作戦は原作にないイメージ画像付きになっているのはいい意味で予想外ではあった。ちっとも色っぽくないのはともかく。
予想外といえばもう一つ、元々シリアスが基本の本編からは浮いているEDがさらにおちゃらけた調子のステッキン仕様になっているのには笑った。曲が音頭なのはちょっとどうかと思うところもあるんだけど、欧州の民謡風にするのも色々と大変なのかもしれない。

ヤングアニマルNo.8

maeoki2007-04-15

まじかるストロベリィまつもと剛志 年度が変わって新入生が入ってくるから新キャラ登場って、本当にどんどん増えるなぁ。目の描き方が独自なものになっていて他のキャラに埋没しないのがすごい。太刀花先生の質問にも正解するなど能力の高さが伺えるが(医学部らしい)、レギュラーに定着するんだろうか。
海の御先文月晃 離れ島という舞台の神秘性があまり意味をなさないようなギャルゲーもしくはラブコメのセオリー通りの展開が目立つのはいかがなものか。火凛が下着のまま朝食の席に降りてきたら主人公もいてまた怒られるという場面も、前回の着替えをうっかり見てしまったのと似ているし、担任の先生が小学生みたいなミニ体型というのも過去の作品に例がある*1から何かいまさらという感じがしてしまう。
ユリア100式(萩尾ノブト、原作:原田重光 振るコントローラーというどこかで見たようなゲーム機で良夫に負けて悔しがるジュリアがちょっと新鮮。どうするのかと思ってたら、負けたのをコントローラーのせいにして良夫のアレをコントローラーに見立てて腕を見せるという、いつものエロ展開になるところはさすがに手馴れたものである。しかし、格闘ゲームのレバーのようにアレを動かしても実際には痛いだけかもしれないなぁ。
キミキス東雲太郎、原作:エンターブレイン ようやくお互いを単なる練習相手でない存在として意識する段階まで来たわけだが、エロゲーもどきの摩央編とは違う爽やかさ、こっ恥ずかしさが爆発している。唇と唇でした最初のキスはソーダ味、という落ちが全てかもしれない。

*1:はにはに」とか「ぱにぽに」とか「せんせいのお時間」とか。

ヤングアニマル嵐No.5

maeoki2007-04-13

ラブホいこうよ♡(鬼ノ仁 可織の親戚らしいお姉さんキャラ登場だが、長い髪だとあまり区別がつかない。この辺は作者の絵に関する弱点かも。可織と同じく天然でテンション高めなのはともかく、慎みのないところなど性格的には違う面もあるからまるで同じというわけでもないけど。誰彼構わず、というと聞こえが悪いが、色事については相当オープンなタイプらしい。要はエロ担当ということになるのか。ただ、作品の方向性がギャグ路線なので実際にやってしまう展開にはなりそうもない。
まじかるストロベリィまつもと剛志 スージーやさえの担任、ヨッシー先生の回。ボケばかりなこの漫画らしく先生も基本的にボケキャラ。家庭訪問で各生徒のお宅を回ってもまるで実のある話はできてない。まあ、さえの母である太刀花先生(大学講師)みたいに子供の方がむしろしっかりものという家庭で真面目な話をしても無駄なわけだが。
オレたま(瀬口たかひろ、原作:原田重光 どこまで自覚しているのかわからないけど、エリスの嫉妬具合というか航太に対する異性としての興味の持ち方も極まってきている感あり。家に居座り続ける理由を聞かれてわざとらしく話をそらせるところなどは、頭の羽(?)がパタパタ揺れていて動揺がわかりやすい。
今回は射精しないために「イ○ポ」になろうという話で、トラウマ形成のために行為の途中でエリスにののしってもらおうというのだが、航太は航太でいくら言いたい放題言われてもM気質が災いしてちっとも萎えないし、エリスはエリスで口とは裏腹に喜んでしまっていて、世界の危機である。まあ、いつものごとく寸前で航太のアレに目をやった瞬間突き飛ばすという落ちで回避しているけど。何というか、ツンデレにも色々な使い方があるものだと思った。